2011年10月6日木曜日

夜間飛行

 
滑走路に延びる照明に、全てスイッチが入る。
離陸の許可を待つ時、
ボクは、
身動ぎもせず、その瞬を待っていた。
 
管制塔から、
アナウンスが、聞こえる。
 

空に広がる無数の輝き、海岸と一線を画する都市の光。
 
君に会えた喜びの、憶。
儚く、眩く、強烈に瞼を刺激する。
 
それはまるで、
点滅する翼灯の如く。
 

 

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